出産後のバストの委縮
しかし、授乳が終わり、張り裂けそうだったバストが急に、萎み始めました。
これが本当に私の胸なのかと思うくらいに縮みました。
想像をはるかに超えていました。
授乳後の胸には、もうブラなんか必要ないんじゃないか、というほど小さくなってしまいました。
最初のころは、まだ少し希望がありました。
元のDカップくらいに戻るだろうと思っていたら、まさかのAカップまで減退して、その後戻りません。
寄せて上げても、谷間は作れません。
ブラは、ズリ上がり、カップがプカプカ浮いてしまいます。
胸元が開いた洋服なんて、恥ずかしくて着られません。
もちろん、ただ小さくなっただけではなく、垂れてしまって萎んだという感じというのが妥当な表現かと思います。
ママ友たちからも、断乳をしてから急に小さくなった、垂れてきたというのを聞いてはいたものの、いざ自分がそうなってみると、本当にへこんでしまいます。
やはり、バストは女性としての象徴でもありますし、男性からしても魅力的でしょうし。
もう母になっているのだから、そんなこと気にしなくても良いのでは?と思われるかもしれません。
気にしすぎと言われるかもしれません。
私自身がそんな胸を許せないでいました。
とにかくバストが小さくなったことで、女性としての自分に対してコンプレックスを感じるようになり、自信がなくなっていました。
出産、授乳後の胸
妊娠すると女性ホルモンの分泌が増加し、出産後の授乳に備えて乳腺が発達することにより、急激に胸が大きくなります。
妊娠前は、小さめな胸の人でも、通常時より3〜4倍にも大きくなるそうです。
バストサイズが最大になるのは出産後から始まり、断乳するまでの期間ですが、断乳すると1年ほどの時間をかけて妊娠前の胸の大きさに戻っていきます。
しかし、その短期間で胸が急に大きくなったり、小さくなったりするので、胸周辺の皮膚は負担になり、授乳を終えた胸は以前よりも形が悪くなることが多いそうです。
また、授乳により皮膚の下の乳腺や脂肪が急激に減ることによって、皮膚に皺ができたり弛んだりします。
バストは通常、クーパー靭帯で支えているそうですが、バストがサイズアップした時に靭帯が伸びきってしまうので、小さくなった時に元に戻らず、バストが垂れる悲劇につながります。 産後のバストは、個人差がありますが、妊娠前よりもバストラインが崩れます。
友達と温泉に行く
まだ結婚していない友人から、温泉に誘われますが、胸のことがあるので行けるはずがありません。
誘われても、「子供がいるので。」と、断っていたのですが、「一緒に連れておいで。」と言われ、あまりに断るのも悪いと思い、子供と一緒に出掛けました。
胸を必死に隠しているのが分かったのか、子供から、「お母さん、おっぱい小さくて可愛そうね。」と言われました。
子供って見ているんですね。
子供にまで気を使わせてしまいました。
情けない気分です。
この件があってから、温泉には行っていません。
夫は、私の胸の事を口に出さなかったけど、絶対同じように思っていたはず!
萎んでしまった胸を見せるのが嫌で、必死に隠している自分。
家族旅行でも温泉、プール、海水浴は憂鬱。
やっぱり昔のような胸を取り戻したい。
堂々としていたい。
このようにして、以前のバストを取り戻そうとする私の戦いが始まりました。